PIC24Fの罠

PIC24Fにはなぜか罠が多いです。いま発覚しているものを挙げます。

まずコンパイラC30にPIC24F用のADコンバータ用の関数の一部が入っていません。 ただしこのソースコードはデフォルトインストールで C:\Program Files\Microchip\MPLAB C30\src\peripheral_24F\src\pmc\adc に入っています。 このソースコードをプロジェクトに追加するか、これをライブラリ化してプロジェクトに追加する必要があります。 ライブラリ化の方法はI2Cの罠を参照して下さい。

設定によらず、電源を入れると約10μsの間 RA3ピンがHighになります。RA3ピンをプルダウンしておいても動作は変わりません。 このピンはデフォルトのコンフィグ設定でクロック出力なので、リセット直後に一瞬クロックを出力しているのかも知れません。 これがPIC24F特有なのかどうかは未確認です。

UARTモジュールでIrDAを無効にしていてもIrDAの極性設定が反転して通常のTXに反映されます。 仕様書にはこれに関して二つの相反する記述があり、矛盾しています。 OpenUARTx()関数を使う場合はIrDAを使わないときでも必ず
UART_IrDA_POL_INV_ZERO
を引数に入れなければなりません。

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